【エクセル解説】特定のセルを保護!ロックをかける方法とは?
エクセルで特定のセルのみロックをかけて保護できるのをご存じでしょうか?
前回のブログでは、ファイルにパスワードを設定し、読み込みや上書き保存のセキュリティを高める方法をご紹介しました。
【エクセル機能解説】スプレッドシートにパスワードをかけてみよう
今回は、「シートの保護」によってExcelファイルの特定のセルのみを対象にロックをかける方法を紹介します。
目次
エクセルファイルのセキュリティを高める「セルのロック」とは?
ビジネスシーンでは、表計算ソフトで見積書などを作成する機会も多いと思います。
今回はこの見積書のフォーマットを例にして解説します。
見積書のフォーマットを作成したものの、宛名と数量以外は他の営業マンには編集させたくない……。
そんな時に活用したいのが「特定のセルのロック」です。
エクセルの特定のセルにロックをかける方法を解説
(1)編集を許可するセル(=ロックをかけない)を選択したまま、上部メニューから「校閲」タブを開く
表示されたアイコンから「セルのロック」をクリック
(複数のセルを選択する場合は、Ctrlキーを押すことで複数のセルを選べます。)
(2)「シートの保護」のアイコンをクリック
※ロックを解除する際は「シート保護の解除」アイコンをクリックします。
(3)シートの保護のダイアログが表示されたら、パスワードを入力後「ロックされたセルの範囲の選択」のチェックを外し、「OK」をクリック
これで設定は完了です。
セルのロックを解除するには、パスワードが必要なので忘れないようにお気を付けください。
シート全体をロックせずに編集できるセルも設定することで、重要な情報が入力されたセルの編集に制限をかけながらも、他のセルでは選択や入力ができるように設定できます。
他の会社向けの見積書などで、一部の情報は入力できるようにしつつ、編集されたくない内容はしっかり守ることができます。
エクセルの特定のセルだけロックして、ファイルのセキュリティを高めよう
いかがでしたでしょうか?
ファイルそのものにパスワードをかけるのではなく、「特定のセルの編集だけに制限をかけたい」というときに役立つ機能です。
複数人で利用するエクセルファイルなど、セキュリティを高めつつ、利便性も保ちたい場合にぜひ「セルのロック機能」をご活用ください!
今回、使用した表計算ソフト「WPS Spreadsheets」は互換オフィスソフト「WPS Office 2」に搭載されています。Microsoft Excelのファイルも開ける高い互換性が特徴です。気になる方は、登録不要で簡単にインストールできる「WPS Office 30日間無料体験版」をぜひご利用ください!