【エクセル解説】スプレットシートを保護するパスワードのかけ方
WPS スプレッドシートやエクセルなど表計算ソフトでファイルを保護できるパスワードのかけ方をご紹介します。住所録や個人情報リストのような、閲覧者を限定する必要のあるファイルにおいて使うことで、セキュリティを強化することが可能です。パスワードを忘れてしまうと解除できなくなるため、紛失には注意しつつご活用ください!
目次
エクセルファイルにパスワードをかける方法
- エクセルまたはWPS Spreadsheetsにて、パスワードをかけたいファイルを作成
- 画面左上のタイトルバーをクリックし、表示されるメニューより「オプション」を選択
3. 表示される「オプション」の画面より「セキュリティ」の項目を選択
4.「文書を保護するため、以下にパスワードを入力してください」の項目に必要事項を入力します。
「ファイルパスワード(O)」と「もう一度入力して下さい(P)」の欄に任意のパスワードを入力し、パスワードのヒントを入力。
※この画面で設定をしたパスワードはすべて自身で保管する必要があり、パスワードを忘れたり、紛失したりしてしまった場合、ファイルを開くことができなくなるため、ご注意ください!
「このブックの共有設定」の項目は基本的に「空欄」のままで問題ありません。ファイルを編集し上書き保存をする際にも、パスワードを設定したいときに利用する機能であるため、ファイルを開く操作にのみパスワードを指定したい場合は空欄にしておきましょう。
5.「OK」ボタンをクリックし、ファイルを保存後ファイルを閉じます。次に起動する際に、ファイルにパスワードの入力が求められるよう設定されます。
もし、肝心のパスワードが分からなくなりファイルを解除できない場合は、【そのファイルにパスワードを設定する前】のファイルを開けば復元できる可能性があります。
【裏ワザ】パスワードを忘れてしまった場合に使える「自動バックアップ機能」
突然のファイルの消失に備えるため、WPS Officeには自動バックアップ機能が搭載されています。ファイルにかけたパスワードを忘れてしまった際に、「パスワードを設定する前」まで復元する方法を試してみてください。
- 画面左上のタイトルバーをクリックし、表示されるメニューより「ドキュメントの回復」を選択すると、画面右側に「バックアップ表示」のワークウィンドウが表示されます
2. 「バックアップ表示」をクリックすると、バックアップファイルが格納されたウィンドウが表示されます
3. ファイル名と更新日時を確認し復元したいファイルがあれば、ダブルクリックで起動し、ファイルの内容を確認
4. ファイルの起動を確認できたら「名前を付けて保存」
5. ファイルの場所を「デスクトップ」や「ドキュメント」に変更
7.ファイル名を変更し、名前をつけて保存
※ただし、バックアップファイルが残っていなかった場合、復元をすることはできません。
エクセルファイルにパスワードをかけてセキュリティを強化しよう
いかがだったでしょうか?
以上の操作で簡単にエクセルファイルに対してパスワードを設定することができます。
ただし前述の通り、パスワードを忘れたり紛失したりしてしまうとファイルを開くことができなくなるので、お気を付けください。
スプレッドシートの特定のセル”のみ”、ロックをかける方法
ファイル全体ではなく、スプレッドシートやエクセルの特定のセル「だけ」保護することも可能です。
「特定のセルのロック」機能を使うことで、複数人が利用するフォーマットで一部のセルのみ編集できないようパスワードをかけられます。
こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回、使用した表計算ソフト「WPS Spreadsheets」は互換オフィスソフト「WPS Office 2」に搭載されています。Microsoft Excelのファイルも開ける高い互換性が特徴です。気になる方は、登録不要で簡単にインストールできる「WPS Office 30日間無料体験版」をぜひご利用ください!