今すぐ使える!プレゼンテーションテクニック「10/20/30ルール」
「明日はプレゼン・・・明日はプレゼン・・・明日はプレゼン・・・」
“大勢の前でプレゼンテーション”
自分の登壇シーンを想像するだけで緊張してしまう・・・そんな経験ありますよね?
これは決して珍しい話ではなく、ごく普通の症状だと言えます。
人前で話すことが”日本人より上手”だと思われている
アメリカ人でさえも、『あなたにとって最も怖いものが何か?』というアンケートにおいて、『パブリックスピーキング(大勢の人の前で話すこと)』が第1位に。
つまり、この悩みは万国共通の課題だとも言えそうです。
ただ、そうした悩みを抱える方に朗報です!安心してください。
これから、海外の有名プレゼンテーターが推奨する、プレゼンテクニックをご紹介します。
ぜひ参考としてください。
※参考コンテンツ:
LA発”リカ系”コミュニケーション術「人前で話すのが苦手な人がやるべきこと」
一流なら知ってるプレゼンテーションの「10/20/30ルール」
派手にミスをして恥をかくのでは・・・
プレゼンした相手から否定されるのでは・・・
こうした不安は、大勢の前で何かを発表することにあたって付きものです。
だからと言って、手元の資料や事前に作成した台本を読むだけでは、硬くてつまらないスピーチになってしまい、全く聞いてくれている人には刺さりません。
そこで今回、「プレゼンテーションの質を上げたい!」という方にオススメしたいプレゼンテーションテクニックが、“一流なら知ってる”プレゼンテーションの「10/20/30ルール」です。
この要素をプレゼンテーションの内容に取り入れるだけで、数十倍、いや数百倍も、あなたのプレゼンがグーンっとパワーアップし、より効果的なものになるはずです!
◎「10/20/30ルール」とは?
「10/20/30ルール」はアメリカのエバンジェリスト、ガイ・カワサキ氏により提言されているルールです。内容は実にシンプルで、一つのプレゼンテーションは
・10枚のスライドを
・20分に収め
・資料内のフォントサイズは30ポイント以下を使用しないこと
と説かれています。
プレゼン用の資料は10枚で十分。限りなくシンプルに、リズムよく進めることが大事だということです。そして、10枚のスライドを20分という制限時間で発表。つまりは「1スライド2分」という計算になります。
ちなみに、多くの方から「20分!? プレゼン枠は1時間あるんですけど!」という声が聞こえてきそうなので、先にお答えします。たしかにプレゼン時間が1時間だとすると、20分では短いと感じられるかたも多いはずです。ただ、実際1時間の枠だとしても、準備や発表後の質問時間を考慮すると、20分くらいのプレゼン時間がちょうど良かったりします。いかがでしょうか。
あと最後になりましたが、「10/20/30ルール」で最も重要視して欲しいのは「30」の部分。文字の大きさを30ポイント以上にすることです。
文字がたくさん並んでいるスライドを出せれても、読む気になれなかったり、読むのに夢中でスピーチの方をちゃんと聞いてもらえない場合があります。この様な事態の対処法として、30ポイントの制限を付けることに意味があります。
ガイ・カワサキとは?
ガイ・カワサキ(Guy Kawaski)はシリコンバレーの著述家、演説家、投資家、ビジネスアドバイザーである。元アップルコンピュータのエバンジェリストや、グーグルでモトローラの元アドバイザーとして知られている。
※参考コンテンツ:ガイ・カワサキ|Wikipedia
資料の強化
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「10/20/30ルール」を加味した上で資料作成を行うとより見やすく、聞き手にも優しい資料ができあがるはずです。そして、さらにプレゼン資料を強化したい方は、ぜひ下記4点についても実行してみてください。
1. 情報量は少なく、シンプルに
上記のルールに従い、30ポイント以上のフォントを使用すると、必然的に表示できる文字が限られてしまいます。でも、実はそれで良いんです! スライドの中身は、限りなくシンプルに、必要最低限を表示する方向にしてみてください。細かい詳細より、インパクトを残しましょう!
2. 色使いは大事
ひたすら黒文字が並べられたら退屈になってしまいます。太文字や下線を使うのも良いですが、コントラストのある「色」を使用するとスマートです。重要な情報だけを目立つ色にすれば、それだけで聞き手側は内容を理解しやすくなります!
3. アニメーション
アニメーションを使用したことはありますか? スライド全体のアニメーションだけでなく、一部分のみに動きを入れることが可能です。アニメーションを使用することで聞き手が退屈にせずいられます。しかし、アニメーションなどのギミックを多用すると、雑音であったり、逆に見難くなってしまうので注意が必要です。アニメーションもシンプルに導入しましょう!
4. スライドの統一
当前のことですが、意外と見落としがちなのが「スライド全体の統一」です。”フォント”や”色”がスライドごとに異なると統一感が失われてしまいます。すべてのスライドを統一させ、次のスライドにスムーズに移れるようにしましょう! 逆に、きれいに全体的なイメージが統一されている場合、アクセントとして注目させたいスライドだけガラッと異なるフォントや色を挿入するだけで、そのインパクトをより強く見せることができます。
スピーチの強化
資料作成が完了したら、いよいよ残すは発表のみ!
今度は高めてきた資料のクオリティーを訴求するために、”より聞き手に伝わるスピーチ”について考えていきます。
1. スピーチは会話のように
プレゼン発表する際、台本を作り、そのスクリプトどおり読み上げがちですが、できることならそれは避けたいところ。聞き手はマニュアルどおりのスピーチより、直接アドリブを交えながらの熱の入った感情移入しやすいスピーチを期待しています!
「スピーチを構成することで、自信もつき、ロボットみたいなしゃべり方にはならない」
これは、世界的に有名なプレゼンテーターの一人”タミー・ミラー”氏の言葉。
私たち人間はもともと自発的に話す能力を持っています。なので、論文のような構成のプレゼンをしようとすると、聞き手側はどうしても難しく聞こえてしまうものです。
ワシントン大学コミュニケーション学部のマット・マックギャリティー氏は、自然に話したいのであれば、簡単な表現や短い言葉を使う事を推奨しており、聞き手が調べなくてはならない難しい言葉を使うとスムーズに内容が入ってくるわけがないですよね。
参考コンテンツ: Dr. Matt McGarrity gives his tips on becoming a better public speaker(動画)
2. 聞き手側(オーディエンス)とのつながり
プレゼンを行う際、気をつけたいのが”一方的に情報を投げつけがち”だということです。
その際、大事なのは「聞き手とつながり」を持つことで、オーディエンスとしっかりアイコンタクトを取り、聞いてもれてるかを確認しましょう! あくびをしているなら、聞き手に次のトピックに繋がるような質問をしてコミュニケーションを図り、相手に合わせながらスピーチに強弱をつけるなど工夫することで改善できます。
3. 情熱的なプレゼンテーション
プレゼンする際、聞き手側に興味を持ってもらうには、あなた自身がどれだけ興味を持っているか、を表現する必要があります。その情熱を持ち、何かを聞き手側に訴えれば、より発信する情報を受け入れてくれるはずです。前述のタミー・ミラー氏は「心がこもったプレゼンテーションがベスト」、マックギャリティー氏も同様で、型にはまりすぎず、登壇者の気持ちがこもった、自分の本来のしゃべり方やジェスチャーで話すと感情を込めやすいとは言います。
4. 思ってるよりも、遅く
プレゼンは決して競争ではありません。たしかに時間制限などはありますが、多くの情報を駆け足で聞き手側に投げつけても思いが伝わるわけがありません。まずは、ゆっくりと、聞き手側が聞きやすいペースで話しましょう。
緊張したり、間違えたりしてしまうと早口になりがちですが、そういう時こそ一度間を置いて話せば自信を取り戻すことができます。ミスしてしまった場合、よほどでない限りは聞き手側は気づかないものです。求めているものは完璧なスピーチではなく、内容とそれを理解することができるかです。
5. 練習
とにかく練習を重ねましょう!練習あるのみです。
それに、練習しなくては自信もつきません。何を言うか決まっているのであれば、個人的にリハーサルを。タイマーなどを使い、長すぎたり短すぎでないかを確認しましょう。個人的に納得のいくプレゼンができたとしても、第三者の目線(聞き手側)から見ないと分からないことはたくさんあります。プレゼンする際は、同僚に聞いて意見をもらうか、動画撮影して話すスピードやジェスチャーを確認することをオススメします。
まとめ
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今回の記事では、プレゼンテーションの質をすぐにでも上げられるテクニックを紹介してきました。より良いプレゼンを行うには、いかに相手の立場になって自分自身のスピーチをシンプルにできるかが大事です。プレゼンに手こずってしまうことがあれば、今回の記事で基礎を改めて確認する一つの「プレゼンテーションバイブル」として参考にしてください!
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