偽セキュリティソフトとは、Webサイトに設置された、セキュリティソフトにニセた偽物のセキュリティソフトをダウンロード、実行することで感染する、詐欺手口のことです。
この偽セキュリティソフトを実行することで、PC画面に「あなたのPCはウイルス感染しています」等の警告メッセージが表示され、駆除するための製品を購入させる詐欺被害に合うことになります。
偽セキュリティソフトは以前から被害が報告されていて新しいものではありませんが、最近はその詐欺手法が巧妙になりつつあります。かつては、ネットサーフィン中にWeb広告として警告メッセージが表示されるという手口が中心でしたが、この場合、ユーザーが広告をクリックし、実際にソフトウェアを購入しない限りは被害は及びませんでした。
しかし最近の偽セキュリティソフトは有名企業を騙ったスパムメールから、不正プログラムのダウンロードを推奨し、そのプログラムが入ったPC上で警告を表示するだけでなく、ブルースクリーンのような画面を表示するものまで出てきています。
●最近の主な偽セキュリティソフトの一覧
- Security Tool
- TROJ_FAKEAV
- ThinkPoint
- Live Security Professional
- Live Security Platinum
- Professional Live Security
- Smart Guard Protection
- SMART HDD
- Smart Fortress
- Disk Antivirus Professional
- AVASoft Professional Antivirus
- System Repair
- System Progressive Protection
これらのソフト以外にも、亜種を含め広範に多種多様な偽セキュリティソフトが広まっていることが想定されますので、注意が必要です。