仮想通貨での取引が盛り上がりを見せるなかで、仮想通貨サービスの提供元ががハッキングされ、仮想通貨を盗まれる事件も増えてきています。最近でも、ハッカーによる約660億円分の巨額な仮想通貨の流出が大きな話題になりましたね。
これらのハッキングを中心としたサイバー攻撃による仮想通貨サービスへの被害は、企業相手だけではありません。仮想通貨を利用してる個人にも、ハッキングやウィルス感染による個人情報やID・パスワードの流出被害が多く報告されています。
そこでここでは、仮想通貨を始める前にまずは対応しておきたいセキュリティ対策についてご紹介します。
※出典 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1300J0T10C21A8000000/
※参考 情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2021.html
仮想通貨でセキュリティ対策が必要なワケ
すでに多くの皆さんがご存知のとおり、仮想通貨はインターネット上で取引が可能な財産です。財産というと大げさかもしれませんが、仮想通貨は現金と交換できるため様々な取引に利用されています。よく耳にするのは、ビットコイン、リップル、ラインコインなどが有名ですよね。
このように金銭価値があると、どうしてもハッカーに狙われてしまいます。特に、仮想通貨の取引所には様々な仮想通貨が集まっているため、ハッカーの標的になりやすいのです。
そしてこれらの取引所に目を付けたハッカーは、取引所サーバーや取引所に勤める従業員や利用者を狙い、様々な方法で取引所へのアクセスをたくらみます。
そのため、仮想通貨を持つことは現金を持つこと、と意識してセキュリティ対策を万全にする必要があるのです。
※出典 日本銀行
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2021.html
仮想通貨運用で利用するパスワードのセキュリティ
前述の通り、ハッカーはあの手この手で仮想通貨を盗もうとしています。そのため、個人で設定しているパスワードを盗もうとすることも大いにあり得るのです。このような状況から、仮想通貨口座などで利用するパスワードのセキュリティ対策は必須といえます。
現状、推奨されているパスワードへの対策は「英字、数字、記号をランダムに組み合わせて、8文字以上の文字列であること」、そして「IDと同一、数字だけの組み合わせ、辞書に載っている単語の組み合わせなど、推測しやすいものは避けること」です。
もちろん、他サービスと同じID・パスワードにするのはNGです。他サービスでID・パスワードが流出すると不正アクセスのリスクが高まります。特に仮想通貨の取引所を複数利用する際は、取引所ごとにIDとパスワードの設定を変更しましょう。
仮想通貨運用で公共のWi-Fi利用はNG
空港やカフェ、駅や図書館に設置されている無料Wi-Fi。これは「オープンネットワーク」と呼ばれるもので、それらの施設の利用者が誰でも利用できるように無料で解放されています。
そしてこれらのWi-Fiを利用して仮想通貨を取引することはお勧めしません。無料で開放されているWi-Fiは、閲覧中のサイトURLなど通信内容を盗聴される危険性が高いことが、神戸大学の研究でも立証されています。
※出典 無線LANのメール丸見え 成田・関西・神戸の3空港
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG2600E_W4A820C1CR0000/
仮想通貨運用ならPCへのセキュリティ対策も必須
もちろん、個人で利用しているPCやスマートフォンへのセキュリティ対策も必要です。
ハッカーはメールなどから、思いもよらない方法で犯罪をおこします。たとえば、マルウェア(=ウィルスプログラム)に感染させて他のパソコンへの攻撃に無断で使われたり、覚えのないファイルを開いただけでPCが乗っ取られたり、このような事件は実際に頻発しています。
仮想通貨運用でのおすすめセキュリティ
仮想通運用を始めるまえに、まずは無料のセキュリティソフトでセキュリティ対策を実施しましょう。ハッカーによる被害リスクを個人でも予防することで、安心した仮想通貨運用が実現できます。
PC用 無料版『キングソフト セキュリティ Pro』
『キングソフト セキュリティ Pro』は、PC向けの無料版もございます。
無料版は、ホームページをStartHomeに設定いただくか、不定期に画面右下にへポップアップ広告が表示されることで無料でご利用いただけます。
まずは試したい!という方へオススメします。