セキュリティ問題について理解を深められる傑作映画を一挙にご紹介!
夏になると、たくさんの新作映画が公開されますね。今年も話題作が目白押しですが、
今回の記事では、ウイルスやセキュリティ、ハッキングなどを題材として取り上げている映画を一挙にご紹介!
映画を楽しみながら、インターネットセキュリティについて考えてみるのはいかがでしょうか!
【目次】
「ターミネーター」シリーズ(1984~)
言わずと知れた人気俳優アーノルド・シュワルツェネッガー主演の人気シリーズです。巧みなCG技術を用いた演出で新作が公開される度に話題となりました。
作中の架空の企業、サイバーダイン社が作った自我を持つコンピューター「スカイネット」が全作を通して登場します。この「スカイネット」が暴走し、人類が壊滅的な被害を受けることからこの物語は始まります。
「スカイネット」が台頭する劇中の世界観は、まさにAI時代の到来を予言していたと言えるでしょう。また、第3作で登場する「スカイネット」はその存在自体がウイルスと化していたとされています。
ちなみに、この映画に乗じて「NetSky」という不正ソフトウェア(コンピュータワーム)が作成されました。その不正ソフトウェアの作成者は逮捕されています。
2019年7月には「ターミネーター2」の直後を描いた新作映画が公開されるそうです。
ファイアーウォール(2006)
インディ・ジョーンズ役で有名なハリソン・フォードがエリートセキュリティエンジニア、“ジャック・スタンフィールド”を演じた作品。
業界最高とも言われる最強の銀行セキュリティシステムを構築したジャックは、突如強盗に自身の家族を人質としてとられたことで、自らが構築したセキュリティシステムを破らねばならなくなります。しかし、強盗たちにも予期しなかった問題が発生し始めます。
強盗たちとジャック、どちらが相手を出し抜くのか分からない鬼気迫るサスペンスを描いたインターネット犯罪映画です。
強固なセキュリティが用いられている銀行が舞台となっている本作は、マスクをかぶった昔ながらの銀行強盗ではなく、セキュリティ上の盲点をつくという手段で強盗を働きます。
このような犯罪は、今や映画の中だけの出来事ではありません。
「マトリックス」シリーズ(1999~2003)
主人公はソフトウェア会社勤務のプログラマ。コンピューターが作り出した仮想現実「MATRIX」の支配から人類を開放するための戦いを描いたSFです。
あの有名な弾丸を避けるシーンは知っていても、実は全体のあらすじを知らない方もいらっしゃるのでは。
「マトリックス リローデッド」、「マトリックス レボリューションズ」と続く3部作を立て続けに鑑賞すれば、仮想現実の世界観にどっぷり浸れること間違いなし。
サイバーネット(1995)
子どもの頃にウォール街全体を混乱に巻き込むほどの騒ぎに発展させたウイルスをばらまいた経歴があるというハッカー「デイド」が主人公の映画。
日本未公開作品ですが、あのアンジェリーナ・ジョリーも出演しています。
この映画での共演がきっかけで、デイド役のジョニー・リー・ミラーとアンジェリーナ・ジョリーが結婚したと言われるなど話題性もあった作品でした。
ザ・ハッカー(2000)
アメリカで実際に起こったハッキング事件が『ヘルレイザー4』のジョー・チャペル監督によって映画化。
天才クラッカー「ケヴィン・ミトニック」と、彼を追い詰めたカリフォルニア州在住のセキュリティ専門家「下村努」の追跡劇を描いたノンフィクションストーリーです。
脚色はされていますが、実際に起こったハッカーの逮捕劇をリアルに描かれていた傑作。下村氏本人がカメオ出演しているシーンもあります。こちらも日本未公開の作品です。
最後に
今回挙げたものはどの作品も少し古いものなので、出てくるPCや世界観の設定など、日進月歩なITネタはやや古びた印象になりがちですが、それは映画のストーリーとして楽しみたいもの。パソコンや携帯電話の進化を振り返ってみるのも面白いかもしれません。
雨や猛暑でお出かけするのが億劫な時は、ご自宅でゆっくり映画鑑賞などいかがでしょう。セキュリティに関する情報やニュースをより身近に感じるようになるかもしれませんよ。
みなさんも、インターネットセキュリティの観点からお気に入りの映画をぜひ探してみてください。
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