金山軟件（中国キングソフト）の香港株式上場について

キングソフト株式会社（代表取締役：広沢一郎、本社：東京都渋谷区、以下キングソフト）は、親会社である金山軟件(CEO: 雷軍、本社:北京、以下中国キングソフト)が、2007年10月9日、グローバルマーケットである香港証券取引所にて新規上場したことをご報告いたします。相場が軟調な香港証券取引所におきまして、公募価格3.6H$に対し同日終値で5.0H$（時価総額日本円換算　約800億円）をつけるなど、非常に好調なスタートを切ることが出来ました。同社はリーマンブラザーズ、ドイチェ証券を共同主幹事とした、兼ねてから注目されていたIPOではございましたが、公募で90倍を超える申し込みが入り、かつ上場後も買い取引が集中する等、今後も同社に対する注目は益々高まって行くものと思われます。

中国キングソフトの主要事業は、オンラインゲーム、セキュリティソフト、オフィスソフトです。今回の上場における資金調達で、同社は今後開発力強化のため、（1）優秀な人材確保に1.915億H$、（2）M&Aに1.304億H$、（3）サーバーなどプラットフォームの増設に1.059億H$、（4）支社の規模拡大のため用地購入と自社ビル建設に0.815億H$、（5）その他、海外市場の拡大に0.856億H$を投下していく予定です。

【金山軟件の会社情報】
会社名：北京金山軟件有限公司
所在地：北京市海淀区
社員数：1640名
ホームページ：http://www.kingsoft.com/

【金山軟件　香港株式上場に関する概要】
上場日：2007年10月9日
主幹事：リーマンブラザーズ、ドイチェ証券
公募価格：3.6H$
初値価格：3.9H$
終値価格：5.0H$
時価総額：53.0億H$(日本円換算:約800億円)