キングソフト株式会社(代表取締役社長:広沢一郎、本社:東京都渋谷区、以下キングソフト)は、中国キングソフト社(中国名:金山軟件股有限公司、社長:雷軍、本社:北京、以下中国キングソフト)の日本支社として2005年3月に設立、これまで中国キングソフト社が、国内で開発および販売してきたパソコンソフトの日本語版を提供して参ります。


その第一歩目となる製品は、9月中旬発表予定のセキュリティ対策ソフト「キングソフト インターネットセキュリティ2006」です。日本から中国へ進出する企業が多い中、その反対に中国から日本への進出となる当社は、中国では既に実績ある製品およびサービスを日本へ展開し、キングソフトの認知度向上と事業の拡大を図って参ります。

中国キングソフトとは

中国キングソフト社は1988年に設立、以来政府機関などでの積極的な製品採用や、1998年LENOVO社の資本参加により急速に成長し、2004年現在5000万台以上のパソコン(個人、政府、企業合計)でキングソフト製品が利用されています。主なソフトウェアジャンルは、オフィスソフト、セキュリティ対策ソフト、オンラインゲームです。

【 オフィスソフト(WPS Office)】
ワープロ(文書作成)、スプレッドシート(表計算)、プレゼンテーションをひとつにまとめたオフィスソフトで、MS-Offeceとの高い互換性とLinux上でも利用可能なことが特長です。中国での国産ソフトの利用を促進する政策により、2003年以降、政府機関、人民銀行、上海市公立学校を中心に採用が急速に進み、中国キングソフトを飛躍させる要因となりました。

【セキュリティ対策ソフト(金山毒覇2005:きんざんどくは)】
金山毒覇2005は、アンチウイルス、ファイヤウォール、アンチスパイの機能を持つ総合セキュリティ対策ソフトです。地方政府が2004年に導入したセキュリティ対策ソフトの中で、の97%が中国系メーカーの製品であり、中国キングソフト、瑞星公司が圧倒的多数を占めているといわれています※1。また、2005年4月、「金山毒覇2005」は国内でWeb上からのダウンロード数が500万を突破し、そのブランドを確固たるものとしました。

【オンラインゲーム(剣侠情縁:けんきょうじょうえん)】
オンラインゲームの代表作"剣侠情縁"は、中国伝統的な侠客文化を元に制作されたゲームで、中国の地理と武術者の信義や友情が詳しく体現されています。2003年の公開テスト開始からわずか1週間でオンラインユーザー5万人を記録し※2、2004年9月には台湾版もリリースしました。このほかオンラインゲームの代表作には封神坊、幻想春秋などがあります。

※1、※2サーチナ・中国情報局 http://searchina.ne.jp/

その他、辞書・翻訳サービス、メッセンジャー、携帯電話コンテンツサービスなどを事業展開しています。中国キングソフトは、中国IT産業のリーディングカンパニーとしてパソコン利用やインターネットの普及促進に貢献しています。

日本支社設立の理由と狙い

キングソフトの日本市場参入へ第一歩目は、9月中旬に発表予定のセキュリティ対策ソフト「キングソフト インターネットセキュリティ2006」です。アンチウイルス、ファイヤウォール、アンチスパイの機能を持つ総合セキュリティ対策ソフトで、中国で高い人気を誇る「金山毒覇2005」の日本語版です。 昨今、セキュリティ対策については関心が高まっていますが、まだ何の対策もしていないというユーザーも存在します。また、世帯内でのパソコン台数が、一家に一台から一人一台になりつつあるのに伴い、セキュリティ対策の費用を負担に感じるユーザーも少なくありません。

こうしたユーザー層を当初のターゲットとしてとらえ、まずは当社製品への関心と信頼を高め利用していただくためのプロモーションを検討しています。 そのプロモーション方法については、9月中旬の製品発表会にて詳細をお知らせいたします。 日程・場所につきましては近日中に別途ご案内申し上げます。

 

キングソフト株式会社

URL http://www.kingsoft.jp
本社 〒150-0044 東京都渋谷区円山町5-18 道玄坂スクエア4F
設立 2005年3月
資本金 1億円
代表者 代表取締役 : 広沢 一郎
提供製品 キングソフトインターネットセキュリティ
キングソフトオフィス